「北村薫さんの「ターン」は二人称でかかれた不思議な読後感を与える小説だ。果たしてこの摩訶不思議な原作の世界を映像化できるか。映画『ターン』が動きだすまでは思考錯誤の日々だった。誰も経験したことのない異次元の世界。一つの時間のくり返し、その単調な繰り返し日々を映像化していくか。CGをふんだんに使えば「ターン」の世界が持つ大切な人間の心のひだを描けない。原作のイメージを壊さないよう、キャスティングも含め、何度もあきらめかけたが、平山監督が「ターン」の世界をどういう映像に仕上げるかという作業をことのほか面白がってくれた。そしてこれ以上にない、ピッタリのキャスティングが決まったとき、映像とのギャップで戦い続けた現場が始まった」

・2000年第13回東京国際映画祭 正式招待
・第12回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2001 正式招待
・2001年第22回ヨコハマ映画祭 正式招待
・2001年第25回香港国際映画祭 正式招待
・2001年第5回プチョン国際ファンタスティック映画祭正式出品
 最優秀監督賞受賞

プロデューサー
牧山真智子